福岡市内で患者さんサービスの質の高さにこだわった調剤薬局を運営しているアポテーク薬局藤野社長にインタビューをすることが出来ました。

社長のご経験とご経歴をお教えください

有限会社アポテーク薬局を設立する前は、医薬品の卸売販売の会社におりました。そこで約30年間勤めました。担当地区は市内(南区)・筑紫・宗像・糸島地区などを担当しておりました。

会社を設立したきっかけは、今まで担当させていただいていた先生が独立開業をされるという話があり、一緒にやらないかというお誘いもあって設立いたしました。それが、1号店でもある花畑店です。

時を同じくして、医薬品卸売販売業の再編成があり、私がいた会社も大きな再編があった為に早期退職という形で退職をいたしました。ちょうどタイミングがよかったということもありました。

その後は、いろんな方の紹介で南区を中心に5店舗まで店舗を増やすことが出来ました。

御社の会社の特徴を教えてください

先にも話をした通り、現在は南区を中心にドミナント形式で5店舗を運営しております。

私たちの薬局は患者さんのニーズを店舗の薬剤師が汲み取り、ニーズに合った対応を実施しております。その中でも特に「患者さんを待たせない」という点にはこだわって対応をしております。患者さんは来局される際には「薬局に行けばお薬全部がある」というイメージで来られます。そこで長時間待って頂くともう2度と来局いただけなくなります。そこで私たちは、社長の私も含めて、足りない医薬品については自社や近隣薬局への買出しをすぐに行います。そして15分程度待って頂ければ対応できるように心がけて調剤を行っております。

その結果、広域の処方箋をかなり多くの患者さんが持参して頂けるようになりました。お陰様で最近よく言われる「かかりつけ薬局(薬剤師)」の体制についてはすでに出来上がっていると思います。

そして調剤業務以外で最近力を入れているのは、他職種連携です。在宅医療への参入を考えておりますので、他職種が集まる情報交換会には積極的に参加しております。

社員の福利厚生待遇面の特徴があれば教えてください

当社の給与水準は他の会社と比較しても高い方ではありません。しかし退職する方はかなり少ないと思います(募集も半年に1回出せば良いほう)。

他の会社とそんなに大きな違いは無いとは思いますが、当社では社員が満足して働くことが出来るように有給休暇の取得率にこだわっております(全員が出来る限り取得出来る体制作り)。また産休・育休などは制度があるだけでなく取得実績を沢山作るようにしております。そして女性が多い(結婚している方も多い)職場ですので、お互いが助け合って学校や幼稚園のイベントの為の休みが取れるように工夫してもらっております。

社長が社員と接する時に心がけていることはどんなことですか?

私が心がけていることは「自ら動く」事です。毎日の店舗への顔出しはもちろんの事、欠品時の買出しや店舗のゴミだしなど社員と接する機会を多く作り積極的に行動するようにしております。創業当初からそれそれそれぞれの持ち場を理解して働きやすい職場を作ることを一貫して実施してまいりましたので、今後も動くことは忘れずに実施していきます。

そのかいあって、店舗のスタッフが何かあるときには必ず相談してくれる体制ができていると思います。

御社の薬剤師はどんな薬剤師が多いですか?

様々な環境の薬剤師がおりますが、共通して言えることは明るく元気な薬剤師が多いということです。全員が積極的に患者さんに話かけておりますので、お年寄りも薬局というよりも薬剤師に頼ってきてくれている感じです。

社員同士のコミュニケーションもよく、お陰様で会社への不満で退職する薬剤師はほとんどおりません。

今後、どのような薬剤師に入社してほしいですか?

社員の特徴で話をした通り、明るく元気に積極的に仕事をしてくれる薬剤師に入ってきてほしいです。調剤の経験やスキルはその次だと思っております。人間的に深みがある方と共にこの地域の医療を盛りあげていければよいと思っております。

調剤薬局は今後どのように変わっていくと思われますか?また御社ではどのように工夫をしていけれるかされるかをお教えください

今のままの形態では間違いなく生き残れないと思っています。現在は国が言っている対物的な業務が中心になっているのが実情ですので、対人的な要素を多く取り入れて行こうと考えております。

先ずは在宅医療です。現在は施設への訪問ではなく個人への訪問を実施しております。件数にすると3件程度とまだまだ少ないのですが、今後はどんどん増やしていきたいと考えております。

また、ハード面で言うと、少し大きめな店舗の開設を考えております。店舗を大きくすることで、健康食品やOTC薬をおき、調剤以外の面で患者さんに貢献できるような店舗を作っていこうと考えております。

量的な目標で言うと、先ずは10店舗の運営、そしてチェーン薬局と言われる20店舗程度まで店舗を拡大していきたいと考えております。