インタビュー:専務取締役 佐藤 雅英 様

荒川区・葛飾区・新宿区に3店舗の調剤薬局を出店している若き熱い志をもった経営者様に、会社の事・将来の医療業界の事などインタビューを実施しました。

経営者になられたきっかけとご苦労を教えてください。

私の経歴から話しますと、弊社に入社する前は専門商社の営業職として勤務していました。ただ、その時から会社経営については興味を持っていました。
先代の社長(父)の急逝を機に経営という仕事に携わることになりました。

特に大変だったのは、店舗で働いている薬剤師・事務スタッフとどのようにコミュニケーションを取っていくのかという点でした。彼らが望むのはどんなことなのか、一人ひとり面談をしたり、日常の会話の中で探していくことから始め、その上で会社として「こうやりたい」と私の考え方を伝えていくことの繰り返しです。最初はとても緊張しましたし、うまくいかないことも多かったですが、徐々に円滑にできるようになってきました。もう2年以上こつこつやっていますが、今でも毎日一生懸命考えています。
また、求人(人材募集)に関しても苦労しています。薬剤師の方を雇用するのがここまで大変だというのはこの世界に入って初めて知りました。どのように募集を出せば新しい薬剤師と出会えるのかという点も苦労しています。

そんな中、先代の社長の口癖でもあった「ご縁を大切にする」という言葉を胸に刻み、毎日の出会いを大切に経営をしております。

株式会社ニシマチ(スミダ薬局)はどんな会社ですか?

会社の設立については、先代の社長の姉ご夫妻が薬剤師だった為に調剤薬局事業へ進出したと聞いています。実務は薬剤師の姉が、経営については先代の社長が担って、会社を切り盛りしていました。
お蔭さまで現在は3店舗の運営をするに至っております。

会社のビジョンは
「半径350m以内の健康ニーズにすべて応えることが出来る薬局になる」です。
具体的には、3つのお客様に選んでもらえる薬局を目指しています。

1つ目は
「処方箋をもっていくならばスミダ薬局」。患者さんに選んでもらえる薬局を目指します。特に近隣の住民に方には、どこの処方箋でもスミダ薬局に持っていこうと思ってもらえる薬局を目指します。

2つ目は
「在宅を頼むならばスミダ薬局」。訪問診療医師・ケアマネージャー・看護師・介護職員など医療従事者に選らんでもらえる薬局を目指します。その為に、薬局薬剤師のスキルアップ体制を作りながら、医療従事者の要望に応えていける体制を構築していきます。

最後に
「健康相談をするならばスミダ薬局」。健康な方が、予防や健康についての相談を実施する為に選んでもらえる薬局にしていきます。

いずれの領域でもまだまだ、ほんの小さな取組を始めたばかりです。継続することで徐々に大きくしていければいいなと思います。

このようなビジョンを掲げ「ご縁の精神」を大切に地域の方に選んでもらえるように日々目の前の仕事に向かい合っている会社です。

スミダ薬局の店舗の特徴を教えてください。

現在3店舗ございます。

四つ木店と南千住店に関しては、ロケーションが似ております。場所柄住宅地が近隣にあり、来店される患者さんは地元の患者さんが中心になります。在宅医療やお宅への配達訪問なども行っています。

この2店舗に関しては、イメージとして地域包括ケアの中で存在感のある薬局にしていきたいと考えております。その為に、在宅医療に関しては、個人宅を中心に行っております。地域の方にとってなくてはならない薬局という立場を目指している2店舗です。

高田馬場店についてはメンタルクリニックの処方箋を多く応需しております。とても専門性が高い業務内容ですので、今後はその専門性にさらにどう磨きをかけていけばいいかを考えています。

日常業務の中で心掛けていることは、患者さんとのコミュニケーションをお薬の話プラスアルファでとることです。たとえばニュースレターやブログなどで情報発信をする取組を始めました。

従業員の年齢構成はかなり幅広く20歳代~70歳代の方まで在籍しています。男性薬剤師も各店舗正社員で1名ずつは在籍しています。

各店舗ともジェネリック医薬品使用に関しては積極的で、また処方元のドクターもかなり協力的です。四つ木・南千住については72%前後まで上がってきています。

電子化に関しては、現在移行する事が決定しており、高田馬場店・四つ木店は本年9月に電子薬歴へ移行。南千住店も来年度実施する予定です。

教育体制については、E-ラーニングを個別で受けられるような環境を設定しております。E-ラーニングというと費用面が心配になりますが、その点は会社で負担するような体制を構築しています。また外部の研修を利用して実施する形になりますが、ブランクが開いてしまった薬剤師が入社する際に、不安を解消して頂くために、基礎研修を用意しています。こちらはすでに実績があり、「就業開始前の準備として勉強になった」という感想を頂きました。

どんな薬剤師と一緒に働いていきたいですか?

先ほどお話ししましたが、年齢層は様々なために、年齢でのこだわりは特にありません。
但し、現在は代替わりをして、意識が高い薬剤師が多く残っております(患者さん・会社に携わる様々な方への工夫を実施出来る薬剤師)。その為に、向上心を持って一緒に頑張ってくれる薬剤師の入社を期待しています。

経営者として、薬剤師様へメッセージをお願いします。

現在この業界には淘汰の波が押し寄せています。2~5年以内に2~4割ほどの薬局が淘汰されると考えています。

その中で、どうすれば「必要とされる薬局」になるかを突き詰めないと薬局としても薬剤師としても生き残れないと思っております。それを踏まえて、今後は課題設定能力が薬剤師の中でも必要になってくると思います。どんなことについても「こうなったら、いいな」というイメージをもって、そのイメージと現状のギャップ(=課題)を解決していく力です。ただ専門知識をもっているだけではなく、日常の様々なことでこの課題設定能力を磨いている薬剤師が生き残っていけると思います。それほど難しいことではなく、例えば「患者さんの注意を引くにはどんな店舗作りがいいだろう?」→「月替わりで、店内の装飾物をかえるのはどうだろうか?」「入口にイラスト付きのブラックボードを立てるのは?」「薬局のニュースレターを配るのはどうだろうか?」 → 「ではそれを実現するには、あれとこれが必要になるな。よし準備してやってみよう!」という感じです。

このような能力はすぐに成果に残る物ではない為に、すぐ対価に反映されることでもありません。しかし今のうちから練習しておいて絶対に損はありませんので、是非トライしてみてください。

会社概要

会社名:株式会社ニシマチ
所在地:〒113-0034
東京都文京区湯島1-11-8–303号
取締役 代表取締役:佐藤妙子
専務取締役:佐藤雅英
資本金:1,300万円
事業内容:調剤薬局、旅行代理店業
従業員数:21名(2015年1月現在)

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